2007年07月19日

霧の街に潜む闇(LSL)

§1§



霧の街ロンドン・・・・その名に違わぬ深い霧の中を、一人の女性が走っていた。彼女は何かに怯える様に何度も後ろを振り向きながら、ただひたすら走り続ける。

(こんなことなら早く帰ればよかった!)

彼女も最近ロンドンに流れる吸血鬼の噂は知っていた。「燃えるような赤毛の吸血鬼が、夜な夜な女性の生き血を吸うためにロンドンを彷徨っている」と・・・しかし彼女は本気にはしておらず、ついつい友達との会話に夢中になって帰るのが遅れたのだ。

(まさか・・・・まさか本当に居たなんて!)

彼女は後ろを気にしながら更に走った。既に自分がどこを走っているかもわからない。ただ後ろから迫ってくる気配から逃げる為に走り続けた。

「!!」

走り続けていた彼女の足が止まった・・・入り込んだ路地が行き止まりだったのだ。彼女の目の前にあるのは高い壁・・・・そして、彼女はその壁を背にするように振り向いた。

「来ないで!」

夜の闇と深い霧によって、彼女を襲うべき吸血鬼の姿は見えない・・・しかし、霧に包まれていてもわかる圧迫感が、彼女の心を揺さぶった。そして・・・・霧の中から緑のコルセアコートに包まれた何かが現れる・・・・

「いやぁぁあああ!!!」

そして、彼女の悲鳴は夜の闇と深い霧に隠された・・・・・



§2§



霧の街ロンドン・・・・しかし、たまには晴れた日もある。そんな日は人の心を浮き立たせるようで、広場には露店が立ち並び、人々は日々の憂さを忘れ、幸せを謳歌していた。そして広場の中心にある噴水の前でも・・・・


「はっはっは、みんな楽しんでるか!」


噴水の前に集まっていた人々の中心にいる青年が、リュートをかき鳴らしながら言った。その青年は日焼けした体に緑のコルセアコートを着込み、盛んにリュートをかき鳴らしていた。よく見れば、その周りにいる人々も様々な楽器を持っている・・・先程の青年の名はアーセナル。ロンドンが誇る音楽団体「ロンドンストリートライブ」通称LSLの楽長だった。そして、アーセナルの呼びかけに観衆が賛意の声を上げる・・・ライブの盛り上がりは最高潮に達していた。

「楽長、次で最後だがどうする?」

同じくLSLのメンバーである真田忠路がアーセナルに話しかける。アーセナルは真田の言葉に手を上げて答えると、周りに集まっている観衆を見て言った。

「今日のラストは新曲で行きたいと思う!曲名は「Run-up to tomorrow」だ・・・行くぜ!」

そう言うと、アーセナルは愛用のリュートラピッドファイア14弦をかき鳴らした。それに合わせてメンバーもそれぞれの楽器で演奏に加わる。そして、アーセナルは歌い始めた・・・・



曇りがちな空を見上げて ため息をひとつ、ついた

何をやってもだめな事ばかりで 気持ちがブルーになってく

でも、曇りばかりは続かない 明日になればきっと晴れるはずさ!

Run-up to tomorrow! だから帆を上げて!

海に出れば、小さな悩みなんか どこかに飛んでいくはずさ!

Run-up to tomorrow! さあ、明日へ漕ぎ出そう!

嫌な事はすぱっと忘れて さあ、夢を追いかけよう!


アーセナルはリュートをかき鳴らしながら叫ぶ・・・LSLのメンバーがそれに唱和し、観客も唱和する・・・・そして、曲が最高潮に達したその時・・・・

「なんだなんだ!このやかましい歌は!ええい、演奏は中止だ!」

突如かけられたそのだみ声が、盛り上がっていたライブを一気に大人しくさせてしまった。

「げ・・・・ロドリゲスのおっさん・・・・」

だみ声のする方を見たアーセナルが心底嫌そうな顔をする。そこには市中巡回の衛視の格好をした数人の男達を従えた一人の中年の姿があった。

「アーセナル・・・・この広場で騒ぐなと何度も言ってるだろうが!」

ロドリゲスと呼ばれたその中年の男は、髭をしごきながらそう言った。この男・・・ロドリゲス=バートンはロンドンの市中を巡回する衛視達の纏め役である衛視長で、アーセナル達のの事を「ロンドンの静けさを台無しにする騒音を垂れ流す輩」と目の仇にしているのだ。

「おっさん!毎度毎度俺達のライブを邪魔しやがって・・・おっさんには俺達のライブの良さがわからないのか!」

「音楽というものは、紅茶を飲みながらゆったりとした気分で聞くものだ。しかし、お前達の音楽は自分勝手に楽器を鳴らして騒音を撒き散らしているだけじゃないか、優雅さというものが無い!」

ロドリゲスはアーセナルにそう言った。

「まあ、今日は騒音の事で来たわけではない」

「じゃあ何しに来たんだ!」

アーセナルの言葉にロドリゲスは鋭い眼光をアーセナルに向けた。

「LSL楽長アーセナル、貴様を連続婦女暴行事件の容疑者として逮捕する。大人しく屯所に来い」



§3§



そして数時間後・・・・・・


「くそ・・・あのだみ声親父め・・・・・」

屯所でこってり絞られたアーセナルは、一応容疑が晴れたという事で釈放され、広場に戻ってきた。LSLのメンバーはアーセナルが帰ってくると一斉にアーセナルを取り囲む。

「一体どういうことなんだ?」

真田がアーセナルに問いかけた。

「みんなも知ってるだろ?最近ロンドンに吸血鬼が出るっていう噂を」

「ああ、夜な夜な女性の生き血を啜る為にロンドンを徘徊してるっていうあれ?」

LSLのメンバーであるセイリアが言った。

「そうそう、どうもあの噂ってのが本当らしくてな」

「本当?」

「そうだ、あの吸血鬼ってのがどうも連続暴行犯らしい。実際に何人もの女性が襲われてるんだそうだ」

「そうなのか・・・・だが、それと楽長とどういう関係があるっていうんだ?」

真田の言葉にアーセナルは頭を掻いた。

「それがな・・・・その吸血鬼の名を語った暴行犯が着てるのが、俺と同じ緑色のコルセアコートなんだそうだ」

「は?・・・・・・もしかしてそれだけで楽長は連行されたのか?あほらしい・・・」

アーセナルの言葉を聞いた真田が、大げさに呆れて見せる。

「まあ・・・・俺はロドリゲスのおっさんに目をつけられてるからな・・・・・」

そう言ったアーセナルがふと後ろを見ると、噴水の陰から一人の女性がこっちをちらちらと見ているのに気がついた。その女性はアーセナルを見るとすぐに引っ込んでしまった。

「?」

その態度にアーセナルが小首をかしげる・・・・その時、LSLのメンバーであるアリス・セラフィムがぼそりと呟いた。

「あれは・・・・ボクの姉」

「へぇ、アリスにお姉さんが居たのか。知らなかったなぁ・・・もう夕方だしアリスを迎えに着たんじゃないのか?」

アーセナルの言葉にアリスは頭を振った。

「違うと思う・・・多分、ライブを草葉の陰から覗きに来てたんだと思う」

「俺のライブを?でも今日のライブには居なかった様な気がするが・・・・?」

アリスの言葉にアーセナルが首を傾げる。

「姉はいつも遠くから激しく眺めてるだけだから」

アリスはそう言うと、噴水の裏にとことこと歩いていった。そして数分後・・・・・

「アリス!お離しなさい!離しなさいったら!」

アリスは噴水の裏から一人の女性を引きずってきた。これは例えではない、間違いなく「引きずってきた」のだった。

アリスにずるずると引きずられてきたその女性は、メンバー全員の視線が自分に向いている事に気づくと、顔を真っ赤にしてそこに座り込んだ。

「楽長、みんな、これ」

アリスはそう言うとその女性を指差す。

「ボクの姉のベル・セラフィム・・・よろしく」

アリスはそう言うと真っ赤になって座っているベルの代わりにぺこりと頭を下げた。

「は・はじめまして、アリスがいつもお世話になってますわ・・・それではわたしはこれで・・・」

ベルは消えそうな声でそう言うと、立ち上がってその場を去ろうとした。しかしアリスがベルの着ている修道衣の裾をつかんだまま離さない為、ベルは動けない。

「もしかして・・・・ベルさんってそこの教会に勤めてるシスターかな?」

「はい・・・そうですわ」

真田の問いかけにベルは頷いた。

「そういえばあそこの教会の司教から文句言われたのよ。「うちの優秀なシスターを悪の道に引きずり込まないでほしい」って・・・あれってベルさんの事だったのね、ライブの時はどこにもいないから何の話だろうと思ってたんだけど・・・・」

そう言いながらセイリアが得心したように言った。その言葉にベルはますます顔を赤くする。

「まあいいじゃないか、アリスのお姉さんって事はLSLのメンバーも一緒だ。もうライブは終わったが、どうだい?そこの食堂で一杯?」

「は・はい!」

アーセナルがそう言うと、ベルは首を思いっきり縦に振って大きく頷いた。顔が夢見る乙女の表情になっている。

「・・・・・姉、喜びすぎ」

余りの態度の豹変にアリスが首を振りながらベルに言った。しかし、ベルにはアリスの言葉が聞こえていないのか、アーセナルの顔を瞳をウルウルさせながら見ている。

「よし、じゃあ行こうかベル!」

「は・はい!アーセナル様」

アーセナルとベルの二人は広場に出ている食堂の方に向かって歩き出した。

「アリス・・・・お姉さんってもしかして楽長の事を?」

「・・・・」

セイリアの言葉にアリスは少し考えると小さく頷いた。そして、食堂に向かうアーセナル達を追いかける。

「楽長の事をねぇ・・・・・物好きもいるものね」

「だな」

取り残されたセイリアと真田は顔を見合わせると、苦笑しながらアーセナル達のあとを追いかけた。



§4§




「すっかり遅くなってしまいましたわ・・・・」

ベルはそう呟きながら家路への道を急いでいた。アーセナル達との楽しい一時から数日後、ベルは最近の態度について司教に遅くまでお説教をされ、帰りが遅くなっていたのだった。ロンドンの街には既に夜の帳が降り、辺りには霧が立ち込めていた。

「早く帰らないと・・・・アリスが心配してるだろうし・・・・」

ベルは足を速めながら家路への道を行く・・・・そして、テムズ川にかかる橋を渡ろうとしたその時、背筋を冷たい物が走るのを感じた。

「・・・・!?」

ベルは橋の上で立ち止まり辺りを見回す・・・・しかし、辺りは霧に包まれて何も見えない。

「・・・・気のせいかしら・・・・」

そう呟きながらベルが再び歩き始めたその時、目の前の霧から緑のコルセアコートに包まれた腕がベルに向かって伸びてきた。

「!!」

ベルは間一髪でその腕を避けると、後ろに下がった。

「誰ですか!」

そのベルの叫びに答えたのか、霧の中から一人の男が現れた。中肉中背の体を緑のコルセアコートに包んだその男は、顔に道化師の仮面をつけていた・・・そして、その髪の色は・・・・燃えるような赤・・・

「ま・・まさか貴方は・・・・吸血鬼!?」

ベルが後ずさりながら叫ぶ・・・・しかし、男は無言でベルに近づいていく。

「主よ・・・・!!」

ベルは首にかけられた十字架を男に向けて差し出した。しかし、男はその手を無造作に振り払った。十字架は千切れ飛び、ベルはバランスを崩して橋の上に倒れこむ。

「来ないで!!」

ベルの必死の叫びも虚しく、男は一歩ずつベルに近づいて行く・・・そして・・・その手がベルの肩をつかもうとしたその時・・・・

「ちょっと待ってもらおうか!!」

男の後ろからリュートの音と共に声が聞こえた。その声に男は動きを止めて後ろを振り向く・・・・そこにはリュートを構えて立つアーセナルの姿があった。

「アーセナル様!!」

男の一瞬の隙をついてベルが男の脇を駆け抜ける・・・そしてアーセナルの後ろに隠れた。

「ベルじゃないか!大丈夫か!」

「アーセナル様・・・・わたしを救いに来てくださったのですね!」

ベルは目をキラキラさせながらアーセナルを見る。

「いや、ロドリゲスのおっさんに一泡吹かせる為にLSLのメンバーと手分けをして、夜のロンドンを回ってたんだが・・・・」

アーセナルはそう言ってベルを見たが、ベルは話を聞いてないのか、アーセナルの顔を見ながら目をウルウルさせていた。

「ま・・・まあ、とにかく」

アーセナルはそう言うと、男の方を向いた。そして指を突きつける

「まさかとは思ったが・・・見損ないましたよラドリック卿!!」

「・・・・・・」

「いくら表向きは清純派英国紳士として女性を口説けないからって、夜な夜な女性を襲うなんて言語道断だ・・・・って違う?」

アーセナルの言葉に男は何も答えなかった。しかし、腰の剣には手をかける。

「ラドリック卿が違うとなると・・・・そうか!見損ないましたよjulian卿!!」

「・・・・・・」

「あっちこっちで酒場娘を落とすのでは飽き足らず、夜な夜な女性を襲うなど言語道断・・・・って、これも違う?」

アーセナルの言葉に男は答えない・・・代わりに来たのは男が抜いた剣だった。鋭い斬撃がアーセナルを襲う。

「くっ!!」

「アーセナル様!」

アーセナルは男の剣を咄嗟に手にしていたリュートで受けた。そのお陰で剣は防げたのだが・・・・

「ああああ!!!俺のラピッドファイア14弦が!!」

男の剣はリュートの弦をすべて切っていたのだ。

「ベル!下がってろ!・・・・この連続暴行犯め・・・・許さん!!」

アーセナルはリュートを背中に背負うと、腰の剣を抜いた。そして男と対峙する。

「もうこうなったらお前がラドリック卿だろうがjulian卿だろうが○○○○○○卿だろうが関係ない!叩きのめしてロドリゲスのおっさんに突き出してやる!」

アーセナルはそう言うと剣を振るった。鋭い斬撃が男を襲う。

「・・・・・」

男はその斬撃を避けると剣を繰り出した。アーセナルはその剣を剣で受け止める。

「やるじゃないか、ただの暴行犯じゃないようだな・・・しかし!」

アーセナルはそう言うと、剣に力を込めて相手を押し返した、バランスを崩した男が踏鞴を踏む。

「食らえ!!」

アーセナルは剣を構えなおすと、矢継ぎ早に剣を繰り出した。男は必死に受け止めるが、リュートを壊されたアーセナルの気迫に押され、一歩一歩と追い詰められる。

「これで終わりだ!」

「!!」

アーセナルは男が反撃で繰り出した剣を下から跳ね上げた。剣は男の手から離れ、高い音を立てて石畳に落ちる。男は痺れた手を押さえると、身を翻して霧の中に逃げようとした。

「待て!!」

アーセナルは男に飛び掛った。アーセナルの腕が男の胴を捕まえる・・・・だが・・・・

「あ・・・・あれ?」

二人は橋の欄干からテムズ川の上に飛び出していた。アーセナルと男は抱き合うような形でテムズ川に落ちていった・・・・・



§5§



「へ・・・・へっくっしょい!」

それから数日後・・・・ベルを加えたLSLのメンバーは、再び広場に集まっていた。結局、仲良くテムズ川に落ちたアーセナルと連続暴行犯は、夜間の巡邏中だったロドリゲスに発見され救助されたのだった。

「アーセナル様・・・寝ておられなくて大丈夫ですか?」

体を抱くようにして椅子に座ってくしゃみをしているアーセナルの背中を摩りながら、ベルが心配そうに言う。

「こ・これぐらい大丈夫・・・・へっくしょい!!」

アーセナルはそう言うと、大きなくしゃみをした。

「しかし・・・まさか連続暴行犯が貴族のお坊ちゃんとはなぁ・・・」

横に居る真田が腕組みをしながら言う。

「まあ、貴族の馬鹿息子らしいからね、そういうことも平気でやったんでしょうけど・・・・」

セイリアが半ば呆れた顔で言った。

「まあ、とにかく楽長の疑惑が晴れただけでもよしとしようか、ロドリゲスのおっさんも流石に認めないわけにはいかなかったようだしな」

「ああ真田さん、それだけが救いだよ。そうじゃなかったら何の為にテムズ川に突っ込んだんだか・・・・」

「・・・・それは楽長がちゃんと周りを確認してなかったからだと思う・・・」

「アリス〜」

アリスの突っ込みにアーセナルが心底情けない顔をする。その顔を見てLSLのメンバーが一斉に笑う・・・そしてその時、アーセナルの膝に、一枚の白手袋が飛んできた。

「・・・・へ?」

アーセナルの声にLSLのメンバーが一斉に手袋の飛んできた方向を見る・・・・そこには二人の男が立っていた。一人は蒼いパイレーツコートに身を包み、もう一人はシャマールに身を包んでいた。

「いやぁ、ラドリック卿にjulian卿じゃないですか。どうしたんです今日は?」

アーセナルは二人に声をかけた。しかし、目は二人の方を見ていない・・・泳いでいる。他のメンバーも二人の尋常でない雰囲気を感じたのか、アーセナルの傍を離れた。

「お久しぶりです楽長、今日はちょっとお聞きしたい事がありましてね」

ラドリックが顔に笑みを浮かべながらそう言った。しかし、心なしか顔が引きつっているような気がする。

「な・・・なんでしょうか?」

「楽長はなにやら私とjulian卿の事を連続暴行犯と勘違いしているとお聞きしたんですが・・・・?」

「さ・さあ、俺には覚えのない事ですが・・・・」

ラドリックの言葉にアーセナルが後ろに下がる・・・・

「私の聞いた話だと、夜中に私やjulian卿が連続暴行犯だと大声で叫んだそうですね・・・・」

「い・いや、誤解ですよラドリック卿・・・・」

ラドリックの言葉にアーセナルは再び後ろに下がった。しかし、後ろには噴水があってそれ以上下がれない。ラドリックはそれを確認すると、腰の剣の柄を握った。

「取りあえず楽長・・・・・私と一手お願いできますか?」

ラドリックはそう言うと剣を抜き放った。

「ラ・ラドリック卿!話せばわかる!」

「そうですよ、ラドリック卿」

今にも剣を繰り出しそうなラドリックをjulianは手で制した。

「julian卿!貴方はわかってくれますね!」

「ええ、こんなところで決闘などしたら他の方に迷惑がかかります」

julianはそう言うと、アーセナルにニッコリ微笑んだ。アーセナルもjulianに微笑む。

「楽長、取りあえず出港準備を」

「・・・・・・・・はい?」

julianの言葉に呆然とするアーセナル。

「ラドリック卿、ここでは他の人に迷惑がかかりますので、沖に出て話し合いましょう・・・砲弾でね」

「承知」

julianの言葉にラドリックは頷くと、アーセナルの右腕を取った。julianは左腕を取る。

「ちょ・・・ちょっと!」

「さあ楽長、行きましょうか」

「海は待ってますよ?貴方の事を」

ラドリックとjulianは左右からアーセナルを抱え上げると、出航所の方に歩き出した。

「ラドリック卿!julian卿!話せばわかるぅうう〜!!」

アーセナルの叫び声が虚しくロンドンの空にこだまする・・・今日のロンドンの空は・・・・抜けるような青空だった・・・・


fin
posted by ラドリック at 01:40| Comment(7) | TrackBack(0) | 航海者達の日誌(番外編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもと流れが違う!

と思ったら番外編だったんですね^^;;
Posted by まめたろう at 2007年07月19日 09:57
番外編は楽長そううk..._〆(゚▽゚*)

楽長もアプデ前の夏祭りで還って来るらしいですぜ!

本編も面白いけど番外編もイイ(゚∀゚)!
番外編みたいなSSも今後小出しに発表があると
いち読者としてはうれすぃですヽ(´∇`)ノ
Posted by まにょん(Manon) at 2007年07月19日 18:00

>まめたろうさん

番外編はエウロスの航海者の皆さんを題材にし
ています。け・けっして本編のネタがなくなっ
たわけじゃあ・・・(ボソ

>Manonさん

どうやら楽しんでいただけたようでうれしいです
。でも・・・別に楽長が(以下検閲削除)では
ありませんよ?

ちなみに番外編はこれからもちょくちょく入れ
ていくつもりです、というわけでManonさんネ
タください(ぇ
Posted by ラドリック(管理人) at 2007年07月19日 21:47
いろいろお世話になりましたわ ⌒ ⌒
素敵な小説にしてくださってありがとうございますっ
また懲りずに機会があれば宜しくお願い致します。

アリスあたりもエキストラで無駄にうろうろさせてもらえたら嬉しいですわ…(笑)
Posted by ベル・セラフィム at 2007年07月20日 14:40
ちょwwwwwwww
なんと無礼な配役w
…と思ったら、ちゃんとフォローが。

シリアスのみならず、コミカルな文章も上手でいらして、羨ましいです。
Posted by Julian at 2007年07月21日 00:08
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwww

とにかく大笑いですwwwwwwwwww
そして、今回はサボリネットが難しく読むのは車の中で携帯から見たのですが・・・・・・・・

携帯見て大笑いしている私は通行人から白い目で^^;

お友達も巻き込んでの自虐ネタなんてなんてステキなオチでしょう

本編同様に番外編も期待してますwww

ああ・・最近不調でしたが元気でたわあぁ〜〜ありがとう〜〜〜
Posted by エデン at 2007年07月24日 14:33

皆さん、返事が遅れて申し訳ありません(汗

>ベルさん

いえいえ、こちらこそ話のネタになっていただ
きありがとうございました^^
また機会があればぜひとも登場してやってくだ
さいね。

>julian卿

事前に承諾は取ってありますので(笑

こんな事で驚いてたら・・・・まだ本番がある
んですよ?w

>エデンさん

満足していただけたようで何よりですw
皆さんが喜んでくれるなら、このラドリック、
自虐ネタも使いこなして見せますよ(ぇ
Posted by ラドリック(管理人) at 2007年08月01日 00:05
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